「夜だけ遅い」は気のせいじゃない
昼間は速いのに、夜8時〜11時だけ動画が止まる・ダウンロードが遅い——これは機器の故障でも気のせいでもなく、混雑です。インターネットは水道と同じで、みんなが同時に使う時間帯は流れが細くなります。だからルーターを買い替えても直りません。どこが混んでいるかで対処が変わるので、この記事で切り分けます。
混雑ポイントは3か所ある
- 1プロバイダーの入口(フレッツ系のPPPoE)。昔ながらの接続方式だと「網終端装置」という門を全員で通るため、夜はここが大渋滞します。対処はIPv6(IPoE)対応への変更——門を通らないバイパスに乗り換える方法で、効果が大きい定番です。詳しくはIPv6の落とし穴へ(速くなる代わりの注意点も書いてあります)
- 2建物の中(マンション)。一般的な「マンションタイプ」の契約は建物に来ている回線を各戸で分け合う方式なので、夜はご近所との取り合いになりやすく、配線方式によっては天井も低くなります。ただしこれも建物次第で、管理会社の許可が取れれば戸建てタイプを自分の部屋に個別で引き込める建物もあります。詳しくはマンションが遅い理由で解説
- 3ケーブルテレビ回線は「会社と設備」で大きく違う。ひとくくりに語れないのがCATVです。昔ながらの同軸ケーブル区間が残る設備では、その区間をご近所で共有するぶん夜に詰まりやすく、上りが細いプランもあります。一方で、局から家まで光化(FTTH)し、自前でインターネットの大手接続点に直結している会社も多く、その場合の品質は光コラボと同等かそれ以上です。自分の契約がどちら寄りかは、プラン名や規格値(上りの最大速度が極端に小さければ同軸系の可能性大)と、局への確認で分かります。同軸系プランで夜が苦しいなら、同じ局の光プランへの変更が現実的な一手です。この2タイプの違いはケーブルテレビは遅い?の記事で詳しく掘っています