さがす 測定 ルーター

負荷をかけると、
Pingは何倍になる?

バッファブロート測定
速度は出てるのに「ダウンロード中だけゲームがカクつく」「家族が動画を見ると通話が途切れる」——その正体がバッファブロート。回線を埋めたときにPing(応答速度)がどれだけ悪化するかを実測して、A〜Fで判定します。

回線を埋めてPingの悪化を測ります

まず何もしていないときのPingを測り、次にダウンロード・アップロードで回線をわざと満杯にして、そのときPingがどれだけ跳ね上がるかを見ます。所要時間は約30秒です。

順番待ちです

正確に測るため同時測定人数を制限しています。
現在 - 人が測定中/あなたの前に - 人待ち。空き次第、自動で始まります。

① 通常時 ② ダウンロード負荷 ③ アップロード負荷
--ms
準備中…

測定できませんでした

測定サーバーとの通信に失敗しました。回線の状態や混雑により一時的にうまく測れないことがあります。

バッファブロートって何?

回線が満杯になると、ルーターや回線の途中にある「バッファ(順番待ちの箱)」にデータが溜まります。バッファが大きすぎると、ゲームや通話の小さなデータもこの行列の最後尾に並ばされ、届くのが遅れます。これがバッファブロート。速度(Mbps)がいくら速くても起きるので、通常の速度テストでは見えません。ダウンロード中だけ・家族が動画を見ているときだけラグくなるなら、ほぼこれが原因です。対策はルーターの「QoS」や「SQM(スマートキュー管理)」機能。お使いのルーターの設定画面や製品仕様に「QoS」「SQM」「ゲーミング(通信の優先制御)」といった項目がないか探し、あればオンにすると改善することがあります(機能名はメーカーによって異なります)。

ただし、そもそもの悪化しやすさはルーター自体の性能(CPU)にも大きく左右されます。古い・安価なルーターはCPUが非力で、回線が速くても速度そのものが頭打ちになりやすく、QoS/SQMを入れても処理が追いつかないことがあります(=「速度も出ない・ラグも増える」のダブルパンチ)。この場合は設定をいじるより、回線速度に見合ったCPUの新しいルーターに替えるのが確実です。いまのルーターがそれに当たるかは、下の「直しかた(設定でできること)」の手順で切り分けられます。買い替えるなら、ルーター検索自分の回線速度に合った機種を探せます。

判定(A+〜F)の意味

測定では、何もしていないときのPingと、回線を満杯にしたときのPingを比べます。その差(悪化したミリ秒)で判定しています。速度は判定に使いません。

判定Pingの悪化どういう状態か
A++5ms未満負荷をかけてもPingがほとんど悪化しません。ゲーム・通話・配信すべてで理想的な回線です。
A+5〜+30ms未満負荷時のPing悪化はごくわずか。オンラインゲームや通話も安定します。
B+30〜+60ms未満多少の悪化はありますが実用上ほぼ問題なし。シビアな対戦ゲームで気になる程度です。
C+60〜+200ms未満負荷時にPingがはっきり悪化します。ダウンロード中や家族の動画視聴中にラグ・音声の途切れが出やすい状態。ルーターのQoS/SQMが効きます。
D+200〜+400ms未満負荷時のPing悪化が大きく、通信中はゲームや通話がかなり厳しくなります。QoS/SQM対応ルーターへの見直しを推奨します。
F+400ms以上回線を使うと同時にPingが激しく悪化します。ダウンロード中はゲーム・通話がほぼ成立しません。ルーターのバッファ制御(SQM)対応が強く推奨されます。
見るのは「何ms増えたか」で、もとのPingが速いか遅いかではありません。もともと10msの回線が210msになれば +200ms。もともと40msの回線が50msなら +10ms です。前者のほうが体感は悪くなります。

なぜ「速いのにラグい」が起きるのか

回線がすいているとき ゲームのデータ すぐ届く 回線が満杯のとき(ダウンロード中など) ダウンロードのデータでいっぱいの行列 最後尾に並ばされる=届くのが遅れる
速度(Mbps)が速くても起きます。行列の長さは速度ではなく「順番待ちの箱の大きさ」で決まるので、ふつうの速度テストでは見えません。
こんなときに疑う
症状そのとき何が起きているか
ダウンロード中だけ
ゲームがカクつく
自分の端末が回線を埋めていて、ゲームのデータが行列の後ろに回されている
家族が動画を見ると
通話が途切れる
別の端末が回線を埋めている。行列は家ぜんぶで1つなので、誰が埋めても同じことが起きる
アップロード中に
特にひどい
上りは下りより細いことが多く、少ない通信量でも満杯になりやすい
速度テストの数字は
いつも通り速い
速度と行列は別物。速度テストでは行列の長さが出ない

直しかた(設定でできること)

判定がC以下だったときに、まず試せるのはルーターの設定です。回線を変えなくても直ることがあります。

1. 設定画面で、この項目を探す

呼び名がメーカーごとに違います。次のどれかがあれば、それが対象です。

SQMFQ-CoDelCAKEAdaptive QoSQoSゲーミング(通信の優先制御)
どれも無い機種もあります。その場合は3へ。
2. 帯域の上限を「実測より少し低め」に入れる

ここが肝心です。上限を入れずにオンにするだけだと、効かないことがあります。

理由は、行列ができる場所を移すためです。回線をめいっぱい使うと、順番待ちの行列はルーターより先(回線側)にできます。そこはルーターから触れないので、優先制御を入れても並び替えられません。自分から少し絞ると、行列がルーターの中にできて、そこで初めて並び替えが効きます。

入れる値は、速度測定で出た下り・上りの9割くらいから。そこから3で測り直しながら下げていきます。
3. 直したら、もう一度ここで測る

設定を変えたらこのページで測り直して、判定が変わったかを見てください。数字が動かなければ、その設定は効いていません。

効いているかどうかは、上限を下げながら測ると分かります。

やること測り直した結果読みかた
上限を実測の9割判定が上がった効いている。ここで止めてよい
変わらないので
7割に下げる
判定が上がった効いている。速度は少し落ちるが、ラグは減る
7割でも
変わらない
判定がそのまま設定では直らない。機種を替えるか、使うときに回線を埋めないようにする
優先制御は機械の仕事が増える機能です。回線が速いほど処理する量も増えるので、速い回線ほど機種を選びます。非力な機種ではオンにすると速度そのものが落ちることもあります。そうなっているかは、上の表のとおり測り直せば分かります。
設定をいじらずにできること

ゲームや通話のあいだだけ、大きなダウンロードとクラウドの自動バックアップを止める。原因が「回線が満杯になること」なので、満杯にしなければ起きません。