買い替える前に、まず置き場所
Wi-Fiの電波はルーターを中心にした球状に広がり、障害物と距離で弱っていきます。だから同じルーターでも、置き場所ひとつで家の届き方が別物になります。0円でできる改善なので、買い替え検討の前に必ずここから。
やりがちなNG置き場所 5つ
- 1床への直置き。電波は下半分が床に吸われます。棚の上など高さ1〜2mに置くだけで届きが変わる
- 2テレビの裏・金属ラックの中。金属は電波を反射して影を作ります。家電の裏に隠すのが一番もったいない
- 3水槽・花瓶のそば。水は電波をよく吸収します(人体も同じ)。水回りの近くは避ける
- 4電子レンジの近く。レンジ稼働中は2.4GHz帯に強烈な干渉が出ます。キッチン置きは不利
- 5収納・クローゼットの中。見た目はスッキリしますが扉と壁のぶん確実に弱ります。どうしても隠したいなら通気穴のある樹脂製の棚に
アンテナの向き(外付けアンテナ機)
外付けアンテナは「アンテナと直角の方向」に電波が強く飛びます。同じ階に広げたいなら立てる、上下の階に届かせたいなら1本を斜め〜横に倒すのが基本です。
壁の「材質」で通りやすさが全然違う
同じ1枚の壁でも、材質によって電波の通りやすさは別物です。回線工事の現場でも体感がはっきり分かれるのは:
- ○通りやすい:木材・石膏ボード・ふすま/障子・ガラス(ただし網入りガラスは中の金網で弱ります)。木造の家なら中央置きで家中カバーできることが多いのはこのため
- △大きく減る:鉄筋コンクリート(RC)の壁・床。マンションの隣室や上下階に1枚挟むだけで体感が変わります
- ✕ほぼ止まる:鉄骨まわり・金属サイディング・断熱材のアルミ箔・そして昔ながらの土壁。土壁は下地に竹や金網が入っていて密度も高く、見た目より強敵です。古い日本家屋で「隣の部屋なのに繋がらない」はだいたいこれ
材質が敵のときの結論
鉄筋・鉄骨・土壁が間にある場合、置き場所の工夫だけでは越えられないことが多いです。電波で壁を貫通させるのではなく、壁の向こう側に中継点を置く(メッシュ・中継機、可能ならLANケーブルや既設配管を通して有線バックホール)のが現実的な解になります。